脂性肌

私は思春期のときから顔の肌が極端に脂っぽく、ニキビもできやすい体質でした。いつも鼻の周りや額を指で軽くなぞるだけで大量の脂が付くので引いてしまいます。肌の老化と言うと多くの人は乾燥肌の保湿、といったイメージがあるかもしれませんが、脂肌だからと言って肌の老化とは少し距離が置ける、といった考えも明らかに間違っています。肌のトラブルの種類が違うので、対策もそのためのものをとらなくてはなりません。

まず、とくに２０代のうちは洗顔などで汚れを「落とす」ことが大事なので、私は炭などの成分が入った、毛穴掃除をしっかりやってくれるような固形石鹸をよく泡立て、その泡で優しく顔を洗うようにしています。綺麗に落とした顔に保湿重視の化粧水とジェルを塗ります。脂肌の人にありがちなのはインナードライといった、肌の内側が乾燥していることにより肌の外側に乾燥を防ぐために過度な脂の分泌が起きている状態が多いです。こういった肌にこそ保湿は大事です。しかし、あまりベタベタしては困るので、ヒアルロン酸などの保湿成分の化粧水を選びながらも「さっぱり」や「しっとり」タイプがある場合は「さっぱり」の方を選びます。また、乳液はベタつきやすいので、乳液ではなく透明なジェルで仕上げるようにしています。

開きがちな毛穴をしっかり洗い、保湿させてあげることにより、インナードライ肌の大人肌対策をして行くのがポイントです。脂肌には脂肌にあった対策をすることにより、将来のトラブルを緩やかにすることができるはずです。